products 技術紹介
レーザー方式による不陸蛇行測定
下流人孔から下水道管渠内にレーザ光を照射、上流人孔からTVカメラを走行させ撮影をします。
設計時の傾斜で照射した光とのずれを、カメラの前に取付けた目盛付受光板の映像をコンピューターで数値化。不陸を3次元に表示します。設計時とのずれを直接測定することで誤差を抑えました。ずれをミリ単位で測定できます。
使用しているソフトウェアはコンピューターソフト会社と提携して開発した弊社独自のものです。
昨今まで、下水道管の普及を優先して整備されてきましたが、)下水道管老朽化が進む中、下水道管の損傷が原因とみられる道路の陥没が全国で過去5年間で2万8000箇所に上っています。今後は更に点検、調査、改修が重要となってきます。
●測定方法
レーザ光を管路に照射して光の設計値をつくり出します。この光の設計値に対して管路がどれだけ変位しているかを測定して、測定点ごとに数値を記録していきます。
測定の機材は大別して3点で、管路内を自走する自走車とケーブルによりデータの送受信をする車載機器、レーザ照射機で成り立っています。自走車で映し出したレーザ光の映像を車載のコンピューターで画像解析処理をして管路の変位を計算させて数値として表します。
●測定結果
測定した数値データと形状イメージを作成します。測定の結果は、データ表にして提出することができます。
自動測定システム 3D、データ表示画面
3D表示の管は、滞水位置の色が水色に変わります。
データ表示のリストは、規格外データの色が変わります。(ページ下部に報告書作成印刷イメージがあります。)
●主要機器
●作業工程
- 1.酸素濃度、危険ガス発生の確認
- 2.高圧洗浄・強力吸引車などによる管内清掃及び清掃
- 3.レーザ投入、レーザ設定
- 4.送風機により管内の換気
- 5.必要に応じて水換え及び止水
- 6.テレビモニタを見ながら管内状況の記録
- 7.機材搬出及び後片付け
- 8.報告書作成(下図をクリックしてダウンロード houkokusyo_image.pdf )